入庫事例

ユーザー車検の方へ

今日は予備検査のお客様が来店されました。

その様子をご紹介します。

今年は特に予備検査のご予約が増えた気がします。

やはりユーザー車検の方が増えているんですね。

まずは外観検査からです

スモールランプ・ヘッドライト・ハイビーム・フォグランプ（装備車のみ）

左右ウィンカー・ブレーキランプ・バックランプなどすべての灯火装置が

点灯する状態でなければなりません。

同時に室内ではフロントガラスのひび割れやメーター内のチェックランプが

ついていないかなどの確認も行っています。

次は下廻りの検査です。

目視でタイヤの裏側についているゴムの部品の劣化具合や

マフラーの状態、その他下廻りに異常がないかを確認します。

今度はテスターを使って検査していきます。

前ブレーキ・後ろブレーキ・サイドブレーキの効き具合をテストしています。

サイドスリップの検査です。

サイドスリップとはハンドルをまっすぐにした状態で直進した時に

どれだけ横にずれるかという検査です。

画像の赤い板の部分が横に揺れる仕様になっていてその上を通過するときに

どれだけずれたか数値を測っています。

１ｍの走行でプラスマイナス５ｍｍ以上ずれると不合格となってしまいます。

いよいよ最後、排ガスの濃度とヘッドライトの光軸の検査です。

排ガスはＯＫでしたがヘッドライトが明るさ不足と光軸の不鮮明という

結果となってしまいました。

ここまではすべて合格ライン内だったのに残念です。

お客様と追加作業内容と金額の確認をしてから作業に取り掛かります。

レンズの曇りと社外のＨＩＤバルブの装着が原因のため

レンズを研磨していきます。社外のＨＩＤバルブを外して

ノーマルバルブへ交換します。

無事に明るさと光軸が出たので基準値内へ調整して終了です

これですべての予備検査が完了しました。

このあとお客様は自分で陸運局へ行きユーザー車検を受けて

見事一発合格で車検期間更新となりました。

ただ別な機会にきちんと法定点検・予防整備をすることをお勧めします

車へのきちんとした知識を身につけましょうね。