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ブレーキパッドの脱落

整備

スズキ ジムニー

走行中にブレーキの効きが悪くなり

降りて確認したところ、ブレーキパッドが落ちていたそうです

「ブレーキパッドが落ちた」なんて、あまり聞きなれない

フレーズなので一瞬戸惑いましたが早速、見てみることに

フロントの左タイヤです。真っ黒になっています。

ブレーキパッドのカスや金属同士の摩擦によって出る鉄くずなどが

ホイールにびっしりついています

タイヤを外しました。違和感なく見ている方もいるかと思いますが

通常であればこの画像の中にブレーキパッドがなくてはなりません。

ちょうど矢印の部分になります。

落ちてしまったブレーキパッドと新品のブレーキパッドを比べました

古い方にはパッドの部分が全くない状態で土台の金属部分が削れているのが

わかります。とても危険な状態でした。

ディスクローターと呼ばれる円盤状の部品も削られている状態です。

このディスクローターとはブレーキ時にブレーキパッドで挟むことで

生まれる摩擦力によって車の減速や停止を行うものです。

自転車のブレーキを想像するとわかりやすいかもしれませんね

このディスクローターとブレーキパッドがすり減りすぎて

隙間ができてしまい最終的にブレーキパッドが落ちてしまったのでしょう

ブレーキパッドを支えているキャリパーと呼ばれる部品です

中央の丸い筒の部分でブレーキパッドをディスクローターに

押しあてているもので、この部分が錆で動きが悪くなると

ブレーキが効きっぱなしになってしまいます(固着する)

今回はこの固着した状態に気付かずに走り続けてしまったのでしょう

ホイールが異常に熱い、焦げ臭いニオイがする等の症状がある場合は

早めに点検しましょう

専用のブラシで錆ている部分を研磨します

キャリパーの研磨・清掃と部品の交換が完了です

ディスクローターとブレーキパッドを新品に交換して

すべての工程が完了です

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