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スロットルボディー清掃

整備

日産 ノート

エンジン不調のお車が入庫です

信号待ちの最中にエンジンが止まったとのこと。

エンジンをかけ直して無事家に到着したものの、翌日にはエンジン始動せず

とのことなので早速点検していきます

インマニ
スロットルボディー

ボンネットを開けて早速作業を、、、と思いましたが

そこに鎮座しているのはエンジンに空気を導入するための管の形をした部品(インマニ)です。

覆いかぶさっていますね。これを外すところから始めないといけないようです。

このインマニを外すにはスロットルボディーという部品を外していきます。

これがスロットルボディーです。これはエンジンに取り込む空気量をコントロールする部品です。

パカッと開けてみました。一見なんの変哲もない感じに見えますね。

ただ整備士さんはこれをみてびっくり!こんなに汚れてるなんて!と驚きです。

その理由はこちら。これは裏側の写真。

実は元の色は金色なんです。

(←のところ)

まわりもうっすら黒く汚れているのが

わかりますね。

この写真を見た後に先ほどの写真に戻って見ると真っ黒な汚れが

びっしりついているのがよくわかります。

お家で例えるなら部屋の換気口です。

放置しておくと埃がびっしりとこびりつきますよね。あんな感じです。

これだけ汚れていればエンジンへの空気量の調節がうまくいかず

不調になるもの納得です。清掃してみましょう。

洗浄剤を吹きつけて汚れを浮かせます。

キッチンの油汚れの掃除みたいですね。

汚れの取れ具合がよくわかります。

元の金色がみえてきました。

弁があるのでめくりながらの作業です。綺麗に掃除できました。

ピカピカ光っています。これでスロットルボディーの清掃は完了です。

あとは消耗部品の点検をしていき他にも原因要素がないか確認していきます。

覆いかぶさっていた管の部品をめくるとエンジンの頭がみえてきました。

この黒い部品(ダイレクトコイル)の中にある点火プラグを点検していきます。

エンジン不調では必ず確認する部品ですね。

黒くすすけて劣化していましたので新品へ交換します。

エンジン不調で点火プラグと同時にもう一つ重要な部品があります。

エアクリーナーです。

お家で例えるなら掃除機のフィルター

ですね。目詰まりすると吸引力が低下する

ように車ではエンジンが不調になります。

やはり真っ黒でしたね。新品へ交換します。

分解するときには間に必ずパッキンがついていますので忘れずに交換します。

これを忘れると大変です。空気などが漏れてしまいます。

スロットルボディの清掃と点火プラグ・エアクリーナーの交換が完了し

試運転して症状を確認します。

試運転の結果は問題なく絶好調です。

念のためテスターをかけて異常がないのを確認し無事納車となりました。

点火プラグとエアクリーナーは消耗品です。

定期的に交換して未然に不調を防ぎましょう。

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